今、日常的に英語を話すようになって言えるのだけど、語彙力というのは、食事の席での気楽な会話、といったことでも非常に重要なのである。
昔、大学受験の英語というのは難しくて、ネイティブだって使わない英語だ、みたいなことが高校生とか一般的な人の間でかなり信じられてたような気がする。今はどうなのだろうか。
でも、かなり英語の試験が難しいと言われる大学に必要な語彙だって、まともな大人の会話には全く足らないくらいなのである。
アメリカの高校生が大学に入るのに必須のテスト、SATというのがあって、数学なんて見てみると日本人からすると「これが高校生が受けるテスト?」と思うくらい簡単。しかし国語の方を見てみると、大手予備校の全国模試で偏差値70の英語力があったとしても日本の大学受験生には到底歯が立たない。
つまり、アメリカでも4年制大学に入る人の語彙力は当然ながら日本の大学受験レベルの語彙力とは比べ物にならないくらい高いのである。
自分は、日本の大学受験レベルの語彙力というのは、「気軽な日常会話」に必須だと感じている。というか全然足らない。なのでまずはこのレベルを身につけなければ、文字通り「お話にならない」。
英語の語彙は、本当なら英語に触れながら増やすべき
本当はそれが一番身につきやすい方法。英単語集で単語を一つ一つ覚えていくというのは、その単語の使われ方というか実際の英語の中でどんな雰囲気で使われているかを掴みにくいし、そもそも細切れに覚えるっていうのは記憶の定着としてもあまり効率がいいとも思えない。
第一、退屈な作業だ。
でも、それでもある程度の語彙力がないと、「英語に触れる」ということ自体がハードルが高くて続かなくなってしまう、という問題もある。
自分は大学受験の時からそういうことを感じていたので、自分の世代に流行っていた「ターゲット1900」とかはやらなくて、ひたすら次の2冊をやりこんだ
私の世代にはこの必修編と上級編の2冊しかなかったが、今は入門編やら、こんなバージョンもあったりして、人気シリーズであることが伺える。
このシリーズは、それなりの分量の英文を読ませながら、その中に出てくる単語を覚えさせよう、という本で、20年以上前にはなかなか画期的だったのだ。
自分の「速読英単語」シリーズの使い方
自分の場合は、まず、付属のCD(ちなみに受験時代テープだった人!いや、もちろんCDコンポは使ってたよ。でもこのシリーズはまずテープから出してたんである)を聴き込む。それなりに長いので内容聴き取れなくても気にしない。
そして読む。読み込む。そして日本語訳見ながら内容を取れてるか確認する。
そしたら次のページにいって、各単語、派生語、同義語などの確認。派生語や同義語には例文は付いてないことが多いが、自分は新しい語彙で馴染みがないのには辞書を引いて例文を書き込んでおいた。
特に必修編はボロボロになってたのだが、それを大人になってから実家の本棚から引っ張り出し、一通りやってみた。
見ればわかる単語でも、改めて勉強し直すことで、「自分の語彙」として定着し、いざ話す、書くときに当たり前に出てくるようにすることが重要である。
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