このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。
自分にとって新出のもの、というよりは
を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。
今回は、Huluで海外ドラマなどを見ていて何度か耳にした”I don’t want to impose (on you)”という表現について、今まで知らなかったし使ってもいなかったが、これを知らずしてよく何年もいられたな、という感じがする日常表現だと思うので紹介したい。
I don’t want to impose : 迷惑かけたくない、遠慮したい
imposeという単語自体は基本単語の一つである。不得意でなければ英語が試験科目に含まれる大学受験生のほとんど全員が知ってるのではないだろうか。
筆者もそういう意味として、いちいち記憶はしてないが、おそらく普通に今までも数え切れないくらい使ってきたと思う単語である。
しかし、
という使われ方をしてるシーンを見た時、思わず一時停止をして、
と思って巻き戻して確認をした。するとやはり”I don’t wanna impose, but”と言ってるなと思い、改めて辞書を確認した。(macにデフォルトで入っている辞書の英和)
すると、他動詞では
▸impose economic sanctions on foreign companies外国企業に経済制裁を課す
▸impose the death penalty極刑に処する
▸impose a sentence on AA〈人〉に判決を下す.
▸impose a strain on AA〈人〉にとって重圧となる.
▸impose one’s views on others自分の意見を他人に押しつける.
とあるのだが、
自動詞として
▸May I impose upon you for some help with this problem?この問題で少しお手伝いをお願いしてもよろしいでしょうか.
▸Tom imposed on her kindness.トムは彼女の親切につけ込んだ.
という意味があるのを改めて学んだ。
見たシーンとして記憶しているのは、どこかの宿泊所で仲良くなった新婚カップルが喧嘩して、妻の方が
I don’t wanna impose, but may I come in?
などといって夜中に人の部屋に押しかけるシーンである。
これまで、自分だと
I don’t want to bother you
とか、もっと大きな面倒ごとだと
I don’t want to get(put) you in trouble
とか使ってきたと思う。
imposeがそんな風に使えるとは知らなかったが、どうもかなり一般的な日常表現のようで、恥ずかしい限りである。
今まで聞き逃していたか、聞き返して言い換えられていたのかもしれない。
ネイティブというのはこちらが聞き返すと、すぐに言い換える人が殆どなので、その時しつこく最初に何て言ったのか?と食い下がらないとわからないままになりがちなので、何年も知らないままでいる、ということはよくある。
エイゴックス
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