MBAは留学して「英語」でやるのがいいと思う理由。

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自分は国内MBAに何の反対感情もないのだけど、あえてこういうテーマで書いてみたいと思う。

MBAの意義

MBAは、そもそも経営学の大学院修士課程、ということになるのだけど、他の修士課程と決定的に違うことは、原則として社会経験のある人が、経営者、もしくはマネージャーとしての経営ノウハウを身につけるために来るってところである。

だから年齢層も違って、例えば自分の通ったビジネススクールでは色々他にも専攻があったのだけど、それらの専攻はやはり平均年齢が25歳前後、対してMBAは30を超えていたと思う。

これは英国の傾向でもあるようで、米国はもう少し平均年齢が下がるようだ。

英国の修士課程の場合、taughtとresearchという枠組みもあって、前者は基本的に講義を受ける形式、後者は研究前提のコースということになり、MBAは一応taughtということになる。

といっても、単に黙って講義を受けて、それに関してテスト受けたりレポート提出する、ということではなくて(もちろん、特に最初の学期はそういう要素も大きいが)、基本的にはどの科目もグループ分けが行われ、クラスメートと議論しながら共同で課題を行っていくところが大きい。

社会人経験のある学生にとって、科目によっては既知の内容もあるし、中には机上の理論に過ぎる、と思うところもある。

そこを、とりあえず理論に基づきながら議論していくというのが、多分MBAの1番の肝。

だってただ経営学の内容を学ぶんだったら、本を読めばいいから(まあ独学っていうのは何にせよ自己管理が必要だけど)。

ちなみに自分がMBA留学前に不安を抱いて日本語で読んでた本は以下。

     

必須モジュールの中で、この2つは門外漢なので勉強した。しかし金融から来てる人、会計コンサルファームなどから来てる人の主導で議論が進んでしまうのが実際のところ。

なぜ国外で英語でやるのがいいのか

そもそも、MBAというのは英語という共通言語で行うものだと思っている。

日本でも一橋や筑波は英語だが、ヨーロッパのUK以外の国のMBAも英語で行われている。フランスのINSEAD、HECなど世界的にもトップレベルだが英語だし、スペイン、オランダの名門校もそうだ。

その結果、学生が国際的になる。

この時代、ビジネスを考える上でグローバリゼーションの波というのは避けられないことで、自分はこの国際的な環境で揉まれることこそがMBAの1番重要なところだと思っている。

その点、英国のMBAというのは非常に国際的でものすごく揉まれる(笑)

どんなに海外旅行が好きで、外国人と交流してたり、英語のメディアを見ていても、日本人としてそれが当たり前だと頭から思ってしまっている流儀は変えられないものだが、MBAで揉まれることにより、「他人の意見を尊重して譲り合いながら議論する」だとかそんなものは世界では全く通用しないことが叩き込まれた。

日本でなら、多少ウザいと思われるくらいの姿勢でいなければ、全く負けてしまうのだ。

IELTSやTOEFLで英語条件を満たしていても、ほとんどの日本人学生の英語力では太刀打ちできない

これは現実。

自分もMBA在学中は完全に押されっぱなしだった。とにかくイギリス人だけではなく、アフリカ各国、インドあたりのエリート達だが、自信満々に早口で強い口調で話してくる。

これについていくのは大変だし、気づいたら自分は頷いてるだけということばかり。

そしてよくよく考えたら「違うんじゃないか?」とかいうことも後から出てくる(笑)

とにかく勇気を持って口を開いても、黙って聞いてくれる人たちではない。いや、とにかく鍛えられたなあ。強いマインドを育てる場所だと本当に思う。日本人同士で、ああいう環境は絶対成立しない。日本は一種のぬるま湯だと痛感した。

とりあえず、付け焼き刃でもこういう本を読んで、「この日本人、英語下手なんだか何なんだか」と煙に巻くのはいいかもしれない(笑)

 自分的にはIELTSのスピーキングにも役立ったと思う。

もちろん、「経営学」そのものを系統的に、学位を得る形で指導を受けつつ学びたい、いろんな理由で留学は不可能、という立場の人が国内MBAというのは至極リーズナブルな話で、全く反対する理由もないのだけど、自分としては留学して、かなり目から鱗というか世界が広がったと感じているので、お金や時間などのコスト分の見返りはあったと思っている。