MBAホルダーが語る昔話(2)英語学習が続かなくて悩んでいる人へ。自分も最初はそうでした。

前回、アメリカ人とも定期的に会話する機会があり、それなりに英語に触れている方だと思っていたのにTOEICが500点にも満たなかった話を書いた。

MBAホルダーが語る昔話(1)アメリカ人と会話もして普通より英語できるつもりがTOEIC400点台だった話
今の自分はMBAも卒業して何年か経ち、英語は第一外国語というより第二言語としてすっかり馴染んでいる。自然に英語が口をついて出てくるし、英語を使うことにほとんどストレスはない。そんな自分だけど、30歳前に受けたTOEICでは500点にも達しなかった。そしてそこから700点台まで行くのに、実に1年以上かかったのを記憶している。

とりあえず自分は英語ができないのだ、という自覚を新たに持ち、社会人としては初めて本腰を入れて本気で勉強することに決めた。

しかし、このレベルの人にとって一番高いハードルがあった。

それは「毎日継続できるかどうか」ということである。

 

Advertisements

とにかく最初は継続できる負荷でやるべきと気づいた。

英語がある程度のレベルになると、英語を勉強すること自体がそこまで大変なことではなくなってくる。

日本語でネットサーフィンをするのと似た感覚で、それを英語でもできるようになるから、そこまで気負う必要もない。

しかし、そのレベルに達するまでは英語は勉強である。もちろん世の中には勉強を苦ともしない人はいっぱいいて、色んな体験ブログなどを読むと初っ端からものすごい負荷で勉強して、しかもそれを継続されているのだが、はっきり言って凡人の精神力では現実的ではない。

まして日本の社会人が毎日働きながら勉強するとなると、かなり大変。

実は自分も、数ヶ月でTOEIC900点まで上げた、というような人のブログを読んでは触発されて、その人たちのようなストイックな毎日を試みようとした。

しかし連日帰宅が22時を過ぎる毎日では、とても真似できそうになかった

そういうわけで、早く英語力を上げたいとはやる気持ちをグッと堪え、習慣化するまでは自宅では平日は正味30分ほどの勉強にとどめることにした。

そうして現実的に勉強を始めたのが功を奏し、1ヶ月もすれば「英語体力」的なものも付いてくるから勉強時間も量も増えてきた。それでも毎日の「必須タスク」は軽めにして、気分がのった時だけもっと色々勉強する、という気持ちは持ち続けた。

そうすることによって、たくさん勉強した日に「今日はいっぱい勉強したな」と充足感を覚えることはあっても、あまり勉強しなかった日に「今日はこれしか勉強していない」という落ち込んだ気持ちを抱えずにすんだ。

これは性格によると思うのだが、とりあえず自分の場合は「英語の勉強を苦にしない、楽しいこと」と自分の中に定着することを重視した。これが継続できた秘訣だと思う。

3日坊主を前提にする。3日坊主も繰り返せば継続になる。

しかし、3日とは言わずとも、1週間くらい継続していたのに、飲み会があったとか深夜まで残業が続いたりとか、もちろん気分が乗らなかった、ということもあって途切れてしまうことがある。

これもあるレベル(TOEICで900点を気負わずに取れるくらい)に達すれば、そもそも生活に英語が入り込んでいて自ら英語を欲してしまうくらいだから、あまり起こらなくなってくる。TOEIC600に達しないレベルの人はおしなべて継続は難しい、と考えていいと思う。

自分も、最初はなかなか継続できず、気づいたら5日勉強したが翌週は全然やらなかったりなど、なかなか定着せずにいたことがあった。

それは普通のことだと思う。ただ、例えば新しい教材を買ってきた時に、どこが一番ハードルが高いかというと、それを始めてみるところだと思う。

自分には「英語ができるようになりたい、息子に教えられるように」という妹がいるのだが、彼女を見ていても教材を買って一向に開いている様子がない。

とりあえず、始めてみたのなら、それは大きな前進だと思うようにする。なぜならやってみることでその教材を使って勉強することの具体的なイメージが掴めているので、変な心理的プレッシャーがないからだ。

そしてたとえ3日しか続かなかったとしても、しばらくたって思い出したら、またしれっと始めてみれば良いのである。

自分も色々「毎日やるつもりが」と挫折したものだが、挫折を中断と考えて、また1ヶ月ぶりにしれっと始めてみる、などを繰り返した。

そんな風に「継続」ということへの考え方を変えることで心理的ハードルを低くしたのが良かったと思う。

 

通勤電車のリスニングをメインに組んで、自宅での勉強は「仕込み」に留める

家で改まって勉強する、というのはなかなか大変なことだ。疲れて帰ってきて、まずリラックスしたいわけだし眠い時だってある。

なかなか重い腰があげられない、という人は多いのではないだろうか。

それが、とりあえず通勤中に(当時自分はmp3プレーヤーというものを使っていたが)リスニングをする、と決めて実行するのは、はるかにハードルが低い

通勤中にいつもの道を歩いたり電車の乗ったりするのは当たり前だが避けられないことで、絶対やることである。その時にイヤフォンを耳に入れて聞こうと思う英語の音声ファイルを聴くだけの話なので、そこまで自分を奮い立たせる必要もない。

もちろんずっと100%集中して聴けるわけでもないので、そこは繰り返し設定やプレイリストを利用して、会社に着くまでに5分以下のファイルを繰り返し聴くようにすればいいと思う。

そうしていれば、たとえ気が抜けている時の方が多くても、ある程度は集中して聴いてる瞬間があるからだ。

自分の場合は、TOEIC500点に満たない時から600点を超えるくらいまでは、

をやっていた。

ちなみに上の本は現在は中古でしか手に入らない(なんと惜しい。本当に良書である)ので、Amazonで見たところ、同じような用途として

が近いのではないかと思う。

まず、自分のサイクルはこうだった。

前夜に家で学んだ部分をひたすら復習として聴き込む。ただ聴くだけではなく、声に出さなくても唇を動かす程度に一緒に英文を唱える感じでやる。こうすることで英文が体に染み込む。
帰り新しい章を聴いて英文を捉えるようにする。
帰宅後 帰りの電車で聴いていた章を流しながら、できれば英文の書き起こしをしてみる。疲れてる時は、頭で見当を付けてテキストで確認。その後聴きながらテキストを何度も音読。

ここでのポイントは、帰りに新しい章を聴いて英文を捉える練習をすることである。

それをすることによって、「答え合わせ」をしたくなる。

そのため、通勤中のリスニングより、勉強に取り掛かるのに心理的なハードルが高い帰宅後の家の中でも、勉強に取り掛かりやすくなるのだ。

こうして、「どうせ歩いたり電車に乗ってる間にリスニングファイルを繰り返し聴く」ことの取り組みやすさをうまく利用して、自宅学習も継続できるようにしていた。そしてその勉強が終わった後に、

で歌を歌い、巻末の発音練習をする、という負荷の軽いことをやって寝る毎日だった。

もちろん時には自宅学習を怠る日もあった。

そんな時は翌朝の通勤で聴くのは前々日やその前に既にやっているものの復習。帰りの電車では再度になるが、まだテキストの英文の答え合わせをしていないところを聴き込む。

という感じでやっていた。

自分はTOEIC670点ほどになるまでの間は、本当に上の2冊ばかりをやっていて、TOEICが近づいた時だけTOEICテスト公式問題集をボチボチ練習する、という日々を過ごしていた。

ちなみに自分は現在は別の言語をスマホを使って同じような勉強しているのだが、コードレスのイヤフォンを使うことで、よりストレスフリーになっているのでオススメしたい。

 

このように、現実的に継続できるシステムを日常の中に取り組めたのが、成功の要因だと思っている。

 

コメント