さて、


で書いたように、英語学習を始めた当初は来る日も来る日も
[amazonjs asin=”4947689838″ locale=”JP” title=”ワークアウト123+―英語体得学習法”]
と
[amazonjs asin=”4048677799″ locale=”JP” title=”英語耳ドリル 改訂版 発音&リスニングは歌でマスター”]
をやっていた。TOEICが近づいた時のみ、TOEICテスト公式問題集などでTOEIC式問題を少しずつ取り組んで(模擬試験さながらに2時間割いて練習する、ということは殆どしたことがないと思う)慣らしていた程度で、基本的には上記の2冊に集中していた。
そうこうして、半年余り経って受けたTOEICは670点ほどになっていた。
今日はそのくらいのレベルになってから始めたGlobalEnglishの思い出について語ろうと思う。
気軽に参加できるグループレッスンからオンライン英会話を始めたメリット
自分は少し後になってフィリピン系のマンツーマンレッスンも始めたのだが、今考えてもネイティブ講師といろんな国からの生徒で構成されるグループレッスンから入ったことは良かったと思う。
というのも、やはりこのレベルだと英会話の負荷は結構高い。マンツーマンだと当然だが自分に集中するので終始気をぬくことができず、数十分のレッスンでも終わるとクタクタになるのだった。
しかも、TOEIC700点前後の頃は、定型的な英語はかなり喋れて勘違いしやすい時期でもあったのだが、マンツーマンでじっくり話すとなると、もう5分後には化けの皮が剥がれてしまう。
話が深く及ぶので、どんどん説明できなくなるのだ。その間、スカイプのチャットボックスに色々書いてもらえたのだが、正直その復習はなかなか追いつくものではなかった。
その点、予約する必要もなく、時間が来たら気軽に入れる(しかも当時、始まってから大分経ってからでも入ることができた)グループレッスンは気軽だった。
空気を読まないクラスメート達。彼らの英語と講師とのやり取りも勉強になった
この時の経験は今考えても、国際的な感覚を身につけるのに「ある意味」役立ったと思う。レッスンにはありとあらゆる国籍の、いろんな年齢層の生徒が3〜8人ほど集い、当時は同時マイクではなく、順番にマイクをオンにして話し、マイクが回ってこない間はチャットに書き込んだりしてもいいという形式だった。
日本人とも時々遭遇したが、そこではっきりと、英会話という場における国民性というものを感じてしまった。
日本人はとにかくルールを守るので、「自己紹介をまずチャットボックスに書きなさい」というルールを持つ講師の時は、ちゃんと守る。
それが、ロシア人も中国人もイラン人もイタリア人も全然守っていなかった。それがどんなに講師をイライラさせようとも意にも介してないし、とにかくマイペースな人たちが多かった。これはカルチャーショックだった。
「な、なんなんだ、こいつらは…」
また、中級のクラスには日本人ならそれなりの文型を保って話せる人が参加していたが、他の国の人々ははちゃめちゃな英語の人も混じっていて、時折講師に初級の時間帯に入り直すように指示されるのだった…
一見、そんな状態じゃ時間の無駄と思えるだろうが、それが毎日レッスンを受けることの習慣化に役立ったと思う。
何しろ、気軽なのだ。
このレベルだと、特に日本人は頭の中でセンテンスの組み立てが追いつかないと英語を発することができないので、自分にマイクが回ってこない間に言うことを考えられる、と言うのも気楽だった。
そのため、「勉強」と気負う事なく、むしろ息抜きのような感じでほぼ毎日参加できた。
気軽に参加しているだけでも、やはり生身の人たちと会話を毎日することの効果
これは思っていたよりも絶大な効果があった。上にも書いたように、少し後に並行してフィリピン系の格安マンツーマンも始めたが、TOEICで700点前後くらいだと、負荷が高く、毎日となるとしんどくなり、続かなかった。こうしたマンツーマンが楽しくなったのは800点ほど取れるようになった頃からである。
しかしグループレッスンでマイクも順番にオンにしていってた為、心理的な負担が全くなく、本当に毎日続いた。
当初は「50分のレッスンの中で自分が喋るのは正味5分くらいだから効果は薄いか」と思っていたが、自分が喋る時間以外にも講師が話しているのを聴き取り、また間違いだらけだとしても他の参加者の英語も聴く。
毎日教材でリスニングしたり、ケーブルテレビでニュースを流していたりしたが、やはり実際に自分(だけではないが)に直接話しかけられたり、自分がそこに参加している時の集中力は違う。
なんだかんだで毎日参加しているうちに、英語を聴く耐性が次第に強くなっているのを実感した。
そしてこうしたグループレッスンでは自己紹介、またテーマに沿って話す段取りなど、徐々に自分の中で定型化してきて、そうしたものはスラスラ口にできるようになる。参加しているうちにそういう定型化した英語が自分の中に溜まってくるのも感じた。
英語力があるレベルに追いつくまでは、自然発生的に英語が浮かぶということはないので、こうした「スラスラ口をついて出てくる」英語をいかに自分の中に多く貯めていくか、というのが英語が話せるきっかけになることだと思う。
自分のレベルに合わせて進められるオンライン教材が秀逸。進捗管理もしやすく、モチベーションを維持しやすい
元々、GlobalEnglishは当初会社から申し込んで半年ほど使えるということで始めたのだが、グループレッスンだけが目的だったわけではなく、オンラインサイト上でシステマティックにカリキュラムが組まれていて、最初に受けるレベルチェックによって自分の始めるべきレベルを指定され、目標を定めて進めていける教材というところに魅力を感じていた。
果たして、それは概ね期待通りだった。
最初にダイアログ形式でリスニング問題があり、スクリプトを見て確認した後、発音練習(マイクを使って見本と比べる仕組み)や語彙、表現、最後に英作文と課題があり、テーマに沿って多角的に学べる仕組みになっていた。
買い切りの教材と違って期限に対する課金なので積ん読ということもなく取り組み方も違ってくるし、何より毎日の英会話クラスが楽しくてアクセスするので、クラスが終わった後や、まだクラスが始まる前の持て余した時間など數十分単位で教材の課題を進めよう、という流れになりやすかった。
当然のことだが、英会話のクラスだけで英語は向上しない。話すというのはアウトプットなので、アウトプットをするにはインプットしないとどうしようもない。
GlobalEnglishはそういう意味で、総合的な英語力向上という、よく考えられたシステムだったと思う。
【悲報】しかし、現状は毎日は受けられない。しかしこちらのサービスなら毎日のグループレッスン+月8回のマンツーマンも!
そういうわけで、最初は会社の福利厚生にあったのをたまたま利用したのが、契約の半年が経つ頃にはハマって、個人で契約するほどになっていた。おそらく合計2年ほどは利用したと思う。
今でも非常に懐かしい日々で、あの日々がなければMBA留学を思い立って、すぐに実現させるような英語力もつかなかっただろうし、つまり今の自分はないとまで思う。
しかし、確か10年近く前だったとは思うが、突然システムが変わり、週に1回しかクラスを受けることができなくなってしまった。
教材そのものが魅力的だったので迷ったが、その頃にはTOEICも900点近くなるほどでマンツーマンのレッスンも負担がなくなっていたということで、契約更新せずに終わることにした。
当時のように毎日受けられるシステムだったら、是非とも誰にでも勧めたいものなのに残念だと思う。
しかし、フィリピン系のマンツーマンが幅を利かせている中、もう似たようなシステムはないのだろうか?と見ていたところ、24時間オンライン英会話スクール EFイングリッシュライブというのを発見した。
ここは月々7,900円と少し割高だが、月30回のグループレッスンに加え、月8回(各20分)のマンツーマンレッスンが受けられるということで、講師もネイティブが多いようだ。
自分はこれは非常にちょうどいい頻度だと思う。
そしてここもオンライン教材が充実していて、レベルに合わせて課題を掘り下げて勉強を進められるようになっているとのことで、説明を読んでいて昔のGlobalEnglishが日課になっていた時代を思い出し、非常にやってみたい衝動に駆られた。
それなりに英語は話せるようになったと自負する今でも、当然完璧とは言えないので、少し始めてみるかもしれない。
とりあえず無料体験が1週間可能なようだ。
コメント