前回、当時は毎日参加できたGlobalEnglishのグループレッスンがとても自分に合っていて良かったという話を書いた。

※現在はシステムが変わっているので、月30回のグループレッスンに8回のマンツーマンレッスンがパッケージになっていて学習教材も充実のEFイングリッシュライブがオススメ。
今回は、そのグループレッスンだけじゃなくて、後々始めたフィリピン系の格安マンツーマンも含めて、オンライン英会話を続けていて、どんな風に自分の会話力が向上していったのかを年単位で振り返ってみたいと思う。
まず1番最初にフィリピン系マンツーマンの無料体験をしていた時(TOEIC600くらい)
実はGlobalEnglishに行き着く前に、当時黎明期だったフィリピン系英会話の存在に気づき、いち早く無料体験を試してみたことがあった。
おそらく当時はTOEICで600点を超えるくらいだったのではないかと思う。

で書いたように、アメリカ人と会話していたつもりだけど振り返ればロクなこと話してなくて、少しでも込み入った話になるとボキャブラリーも追いつかないしグダグダで、相手が日本語覚えたさに(武道目的で中学の英語補佐のプログラムで来日したような人だった)根気よく相手してくれたからこそ場が持ったようなもので、全然会話になってなかったということがあった。
そこからしばらく通勤中のリスニングを中心にコツコツ勉強した数ヶ月を経て、フィリピン人講師のマンツーマンレッスンの教室のトライアルを色々試してみた。
その感触としては、まず最初の5分ほどはお決まりの自己紹介や定型的なやりとりなのでスムースに話せる感じで、英語耳ドリルの巻末の発音練習の成果もあって発音も褒められることが多かった。
だが、よく新聞記事をネタに話すスタイルにしていたが、少し込み入ると英語がブロークンになってくる、という感じだった。まだまだアドリブでしっかりしたセンテンスでは話せないという感じである。
この当時は、講師の発音というかイントネーションやアクセントにムラがあるのもよく気になっていた。今になって思うけど、自分の英語力の至らなさによるところが多いのに、会話の消化不良を講師のせい(発音が悪いので聴き取りにくかった、など)と考えてたこともあったような気がする。
そしてほぼ毎日のグループレッスン
一旦格安のマンツーマンレッスンは置いておいて、当時は毎日のグループレッスンへの参加が可能だったGlobalEnglishに入会することになり、とりあえずはオンライン教材と合わせてこちらに注力してみることにした。
beginner, intermediate, advanced, の3レベルに分かれていたので、オンライン教材の方ではintermediateの後半あたりに振り分けられていたので会話のクラスもそれにならうことにした。
まず、50分のレッスンで時間帯によるのだが少ない時で自分を入れて2〜3人という時もあれば、8人くらいの時もあった。当初は少ない方が良いと思っていたのだが、少ない時というのは実はあまり講師の質が良くなく、ただスライドの教材通りに生徒に答えさせてフィードバックもほぼなく終わり、という感じだったので、やはり講師がかなりアクティブに進めてくれる時間帯を選ぶようになり、そうなると大体5〜8人ということが多かった。
中級であるにもかかわらず、もう全然英語が出てこないような生徒も結構いたので(しかしマイクを渡すわけじゃなく、何か話そうと踏ん張ったりする)、時々イライラすることもあったし、実質自分が話しているのは5分にも満たなかったと思う。
それでも、講師が随時マイクを取って色々話してくれ、そしてスライドの質問だけではなく臨機応変に個人に合わせた質問もしてくれるので、これを続けているうちにかなり英会話への「慣れ」が進んだと思う。
実際、教材のリスニングをするのとは比べると、講師がその場で色々自分達に向かって話してくれるわけだから、それを聴く自分の集中力が全然違う。発信力だけじゃなくてリスニング力もかなり高まったように思っている。
また、自分がマイクを持っていない時はスライドを見ながら自分が何を言うかを手元でメモしていたりなど、そんな時間があったからこそ気楽に参加でき、結果ずっと続いたと思っている。そんなヌルい感じではダメだ、と思う人も多いと思うが、一番重要なのは継続である。
※現在はGlobalEnglishシステムが変わって毎日の受講ができなくなっているので、月30回のグループレッスンに8回のマンツーマンレッスンがパッケージになっていて学習教材も充実のEFイングリッシュライブがオススメ。
そして並行してフィリピン系マンツーマンを始めてみる
TOEICで670点ほどになってから、再度フィリピン系マンツーマンを始めてみた。以前に比べると、ある程度、アドリブ的な返答もそれなりにできるようになっていたが、それでも短い返答しかできず、少しでも長く答えようとすると “how do I say…”などと言いながらたどたどしく答えられるのみだった。
そして教材を使うにしても、GlobalEnglishのようなよく作られたスライドではないし、講師もやはりネイティブの資格持ちの人々に比べると少し物足りなさを感じていたので、マンツーマンだから喋る時間はいっぱいあるものの、少し持て余してしまう感じだった。
そういった感じはTOEICで780点とか、そのレベルになっても感覚として続いた。
結局のところ、書くならサラサラ出てくるような、しっかりとしたセンテンスの英文が話している時に出てこないのが問題だと気づくに至った。これはグループレッスンを並行して続けていたからこそ気づいた点で、事前にこう答えようとメモするとサラサラ英文が出てくる。だから自分の番になって喋ると、講師に「君は次からAdvancedに行って」と言われるくらいなのだけど、もちろん自分の話したことについて講師が派生したような質問をしてきたりすると化けの皮が剥がれる、という感じだった。
そういうわけで、自分の課題は、とにかく自然にセンテンスが口をついて出てくるようになることだった。
そこで選んだのがカランメソッド
そういう課題を感じていた時に、目にしたのがカランメソッドだった。これはとにかく公文式の計算みたいに反復練習で叩き込んでいくというもの。
厳密なカリキュラムがあって、講師との質疑応答で決められたセンテンスで間髪入れず答える、またディクテーションなどを行うことによって、センテンスで聴き取り、話すことができるようになるというメソッドだ。
自分の場合は、ENGLISH BELLというスクールが当時は先駆けてやっていたので使ったが、これは講師の方もきっちりメソッド通りに行なっていくだけなので、あまり当たり外れも生じない。講師はあくまでカリキュラムに従って質問をしてこちらが瞬発的に回答できるかを判定し、ディクテーションなども出していく。その判定によって先に進んだり、戻ったりするようになっていて、とにかくきっちり叩き込まれるものだった。
これをやったことによって、明らかに自分の英語力が変わっていくのがわかった。並行してGlobalEnglishのグループレッスンを毎日続けていたが、初めてのトピックに対し自分が最初に当てられて、準備する時間がなかった時でも、きっちりセンテンスで答えられることが多くなり、また聴き取る時でもそれ以前は含まれる単語と状況、相手の強調の置き方などによって内容を把握していたようなところがあったが、かなり英語のセンテンスのまま頭に入ってくる、という感覚になっていった。
結局途中で仕事が忙しくなり、3ヶ月ほどしか集中してできなかったため、最後までは終えていないのだが、それでも劇的に自分の英語力を変えてくれたメソッドだったと今は思う。
それによって、苦手だったTOEICのPart4などの聴き取りにもかなり効果があり、これだけの効果というわけではないが、800点台後半までいくのに時間はかからなかった。
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