本当の意味で、英語の底力になっていると今でも思う大学受験で使用した本

このブログを始めて、前々回前回とAmazonで書籍を紹介させてもらって、ふと目についた本が非常に懐かしかったので、改めて紹介したいと思う。

それはこちらの本。

このブログでは、社会人になって30も近くなってからTOEICを受けてみたら500点足らずだった、というようなところからMBAに留学し、そこからまだ英語も伸びてきたという経緯を綴っているのだけど、30前でそんなスコアを取ってしまったとはいえ、正直なところをいえば、まあ色々忘れてしまってたとはいえ、根本的な英語基礎力はあったかなと思う。

それはやはり大学受験までに培った英語力である。

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大学受験の英語力は侮れない!が、同じような英語偏差値なのに大きな違いがあった

自分は、予備校などで「●●大学の英語」などと特別講座を組まれるような、英語の試験が他大学より難しいと言われる大学に通った。

だから大学受験生としては、そこそこ英語は得意と言える方だったのである。

そこから社会人の忙しさにかまけて英語力をキープするような努力はしてなかったのと、リスニングが苦手なこともあって、10年後にはTOEIC495なんて取ってしまってショックを受けたのだが、1年半で800くらいまで盛り返したのも、やはり大学受験である程度の英語の感覚というのを、読み書きというアプローチに偏りつつも、築いていたからだと思う。

中学1年から高校までの基礎が一応あった上でのことだけど、その上で大学受験で使った参考書類で最も力になったと20年以上経った今でも感じているのが、

 こちらの本なのだ。

自分はそういう、一応英語の偏差値が高い人が集まる大学に行ったのだが(もちろん中には他教科で稼いだ人もいっぱいいたはずだけど、傾向として)、大学の教養科目での英語でグループになったりした時、他の学生の英作力などに結構差があるな、と思うことがあった。

多分、速く読んだり、穴埋め問題はかなりできるけど、英文を書かせるとダメというか、しっかりした形で英語が根付いてないような感じの人が結構いた。

正直自分は結構まともな英文が書ける方だったと思う。

それというのも、自分はこの本で1パラグラフくらいの英文を読んで日本語に解釈して終わり、なのではなくて、吟味して読んだ後、主軸となる英文(1パラグラフくらいのもの)が60あったのを、全て書けるまでにしたのである。日本語訳を読みながら、書くというところから、 もうその著者になったつもりで、スラスラ書けるところまでやりこんだ。

その結果、英文というものへのある程度のセンスというか感覚が自分の中にしっかり根付いたと自分では思う。

なぜ「基礎英文問題精講」がいいのか

それは、単なる1センテンスの英文じゃなくて、きちんとそれなりに読み物として成立している程度でありながら、1パラグラフくらいなので非常にやりやすいということ。

しかし内容的には完結している文章ばかり。だから読んでいてもそれなりに楽しいし、かと行って長いわけでもないので苦もなくできる。

さらに上に書いたように、丸ごと覚えきる、というトレーニングをするには絶好の分量で区切られていたと思う。

これで英文を書くことに抵抗がなくなったし、それは10年のブランクを経ても自分の中に根幹的なものとして成立していたと思う。

この本もまた、かなり自分の英語人生を変えた本と言えると思う。

大学受験生にかなり勧められるだけでなく、TOEICのような試験である程度スコアも出せるようになったけれど、どこか表面的で、しっかりした英文をスラスラ書いたりできない、というような大人の方にも、自分と同じトレーニングをやる本としてオススメしたい本です。

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