さて、この10年の間に、日本の英会話事情を大きく変えたのが、フィリピン人が講師の格安オンライン英会話というものだと思う。
何しろ、それ以前はN●VAのグループレッスン1時間が1500円くらいで激安、なんて思われていた。
それが、このフィリピン系オンライン英会話だとマンツーマンで1時間(50分)千円いかないのが普通になってきた。
これは日本で起こった価格破壊の中でも結構大きいものの一つだと思う。
フィリピン人はネイティブじゃないから間違いがあるし、発音やアクセントに癖がある、という話
これは、実際そういうことはあると思う。
もう5年以上やっていないので最近の事情はまた変わってきているかもしれないが、実際、前置詞間違ってるなあ、とかlooking forward toの後の動詞はingがつくんだけどなあ(つけない講師がいた)、とか、そんなことはあるし、もちろん訛りの強い人もいた。
そういうのが少なくて、アメリカ育ちとか、英語圏にいた、というような人は予約が取りづらいくらい人気だったり。
しかし実は英語ネイティブも適当だし、訛りはある
昔、面白半分に、英国人の出会い系サイトのプロフィールを色々読んでいたことがあった。
その中に、「you’reとyourの違いがわかってない人、there をtheirと書く人お断り」と書いている人がいた。そこで英国人に聞いてみると、実際のところ、かなりの人がネット用語で書いてるわけじゃなくて大真面目に間違えているとのことだった。
その話をグループでしていたら、アメリカでヒットしたSex and the Cityというドラマの中に、主人公の元恋人の結婚相手が若い美人で悔しく思っていたところ、thereと書くべきところをtheirと書いているので「あいつ教養がないわ!」と喜ぶシーンがあるとクラスメートの日本人女性が教えてくれた。
実際の英国人やアメリカ人でさえ、そういうことがあるのだが、フィリピン人が間違えると「やはりネイティブではない」と目につきすぎる、というのが現実ではないだろうか。
また、訛りだが、実際の英国人の訛りはかなりのものである。多くの人が、地元に根ざした強い訛りがあり、BBCのような標準的な英語を話している人は稀である。
喋れもしないのに、完璧な英語だけ吸収したい、というのはどうだろう
あなたがかなりの長者で、毎日格式高い英語を話すTESOLでも持ったイギリス人にマンツーマンで習えるのならいいが、同じ予算なら、格安オンライン英会話で週に5時間話す方が、週にあなたが思う完璧な英語講師と1時間話すより効果はあると自分は思う。
自分はある時、定額制のオンライン会話を契約して、ほぼ毎日50分話していたことがあったが、人気のきれいな英語を話す講師は週に1〜2回ほどで、あとはそこそこ予約が取れる、訛りはあるもののきちんと真面目にレッスンをするタイプと話していた。
その結果、「英語を話すのが当たり前」という感覚になっていき、会社などでも電話を取る時に間違えてHelloと言ってしまいそうになるくらい、英語が自分の中で言語として定着したと思っている。(おそらくその時、Skypeでレッスンしていたので、電話の発信音への反応になってしまった、笑)
今時、こんなにも安いのだから、やってもみずに否定的に考えるよりも、試しにやってみたらどうかと自分は思う。
無料体験もあるし。
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