このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。
自分にとって新出のもの、というよりは
を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。
今回は現在復習中の昔のNHKラジオ、ビジネス英会話1998年1月号から。
put up with : 〜を我慢する、〜に耐える
このイディオムは大学受験では基本中の基本なので、知ってる人は多いと思う。しかし、ビジネス英会話の文の中で「こういう風に使うか」と改めて思ったので取り上げたいと思う。
ビニュエットの中では
(航空会社は、出張旅行があまりにも大きい市場なので、それを我慢しているようですね)
文脈としては、タイトなスケジュールで出張しているビジネスマンの中には、遅延やキャンセルに備えて同時刻帯のフライトを複数予約している人もいる、という話で(つまり乗らない方には no showになる)、それは航空会社としては困ることだけれど、そういうビジネスマンが多いので、put up withしている、という話。
人がtolerateとかstandするという言い換えでのput up withはありふれたイディオムだが、航空会社がput up withというのは使い慣れないので身につけたい言い方である。
同じような主語の例文はないのか探してみたが、ちょっと見当たらないので、改めてこちらで意味から確認すると、
(好ましくない状況や経験、もしくは好ましくない振る舞いをする人を受け入れること、受け入れ続けること)
私は家が散らかってるのには耐えられるけど、不衛生なのは大嫌い。
彼はすごく気分屋だ – なぜ彼女が彼に我慢できるのかわからない。
彼らは我慢しなきゃならないことがたくさんある(=彼らは沢山の困難を抱えている)
up to par : 基準に達している、平均に達している
NHKラジオ、ビジネス英会話98年1月号で出てきたのだが、自分も字面ではよく見るし意味もわかるのだが、自分で使ったことのない表現。
ビニュエットの中では、飛行機のサービスの何がチェックされるか…という話題で例を挙げていて、
(チキンサンドイッチの味は合格レベルに達していたか?)
こちらでは
(特に問題なく普通と同じくらいと感じたり、行っていること)
(ジェニーは身体面で基準に達していなかったので、メダル争いには入らなかった)
こちらだと
(彼女は、彼の仕事が基準に達しているかをチェックしていた)
standard とかaverageとか使うよりも、一歩こなれている感じになるので、是非使っていきたい。
コメント