身に付けたい英語3:[get to the bottom of ~],[I couldn’t be happier]

このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを備忘録的に書き留めていく。

自分にとって新出のもの、というよりは

読んだり、人が言っているのを聴いて意味はわかるが、自分の中に落とし込めていないもの

を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。

MBAホルダーとして続ける英語学習:上級こそ杉田敏先生のビジネス英語は最強
荷物を整理していたら「NHKラジオ やさしいビジネス英語」の97年12月号〜98年3月号テキストが出てきた。当時は「こんな表現までキリがない」と感じていたが、一応上級者と名乗れるようになった今、ネイティブと本当に対等に話せるようになるためには必要だと思えるものばかり。今やっている勉強法を紹介したい。

今回は教材に出てきたものではなく、ニュースで聴いた表現と、以前にネイティブがよく使うのを真似ていたが最近自然に使えていないでいる表現。

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get to the bottom of ~: ~の意味を探り当てる、真相を究明する

これは最近、ニュース番組を見ていたら街頭インタビューを受けているアメリカ人が言っていて、「お。そういえば」と思い、メモ。

We’ll get to the bottom of it soon enough.
(我々も、すぐに真相がわかることだろう)

背景としては、トランプ支持者の発言。彼は今回の選挙でバイデン側で不正が行われたと信じているようである。

bottomというのは、下部とか底とかいう意味だが、get to the bottomで「底にたどりつく」と直訳的に考えれば、「〜の意味がわかる」「〜の真相がわかる」というイメージも湧くと思う。

これによれば

to discover the real but sometimes hidden reason that something exists or happens
(何かが存在している、あるいは起こっている、本当だかしばしば隠された理由を発見すること)

とあり、例文としては

Investigators are trying to get to the bottom of what went wrong.
(調査員たちは、何が間違いだったのかを探り当てようとしている)

find やdiscoverを使うよりも、調べて探り当てる、というようなニュアンスが強いと思う。
こちらだと

Definition of get to the bottom of
:to find out the true reason for or cause of (something)

〜の理由や原因を見つけ出す

例文は

Police are working furiously to get to the bottom of this recent string of violent crimes.
(警察は最近の一連の暴力犯罪の真相を見つけ出そうと猛烈に働いている)
【自宅を留学環境に】コロナウイルスが渦巻く今、BBCやCNNが一番見やすい
日本にいながらにして、留学してるのに近い環境を作ることは、現代はかなり簡単である。その一つがBBCやCNNを見ることだが、「でも他に日本の番組という誘惑もあるのに続けられない」と思うかもしれない。しかしコロナウイルスほど「世界共通の話題」として強いものはない。今こそ英語で報道番組を見る習慣が簡単に身につく時である。

 

I couldn’t be prouder (happier) : この上なく自慢に思う(幸せだ)

こちらは、英語で暮らしてるとあらゆる場面において、

I couldn’t be prouder (この上なく自慢だ)
I couldn’t be happier (この上なく幸せだ)

という言い方は本当によく使われる。couldn’t be –er(比較級)で「これ以上ないくらい–だ」という意味になる。

I couldn’t be happierというのは、人にもよると思うが、アメリカ人などは大袈裟にポジティブなことを言う人も多いので、例えば休暇でどこかに行ってる人が「ここはすごくいいよ!食事は美味しいし、海は目の前、I couldn’t be happier」とか言ったりする。

あとは結婚式などでは殆どの人が言うのではないだろうか?

I couldn’t be prouderについては、部下や同僚が何か成し遂げた時や、近い人が何か困難を乗り越えた時などにも使う。

自分も英語を毎日話していた頃は、ネイティブが言うのを真似て時々言っていたのだが、英語から離れると口から出てこなくなる。

日本語で、比較級というものがないし、否定文としてこういう意を表す、という発想がないので使ってないと錆びれてしまうのだ。

ちなみに自分はMBAの後、フランスにいてフランス人と英語で話すことも多かったのだが(フランスはEUなので拠点がフランスであってもフランス人以外の人も結構いる)、フランス人は皮肉でこういう言い方をしていることがあった。

例えば、バカンスが本人の希望通りに7月に連続4週間取れず、7月に2週間と、8月後半以降に分けてくれと言われて、「9月ならホテルなども7月より安くなってることが多いし、7月と別のところに行って楽しむこともできるじゃないか」と同僚に言われて

“(フランス人特有のプフーッと息を拭く真似をした後)I couldn’t be happier”

こういう場合は「そりゃこの上なく嬉しいね」と皮肉で使っているのである。

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