身に付けたい英語13:[fair enough]

このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。

自分にとって新出のもの、というよりは

読んだり、人が言っているのを聴いて意味はわかるが、自分の中に落とし込めていないもの

を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。

MBAホルダーとして続ける英語学習:上級こそ杉田敏先生のビジネス英語は最強
荷物を整理していたら「NHKラジオ やさしいビジネス英語」の97年12月号〜98年3月号テキストが出てきた。当時は「こんな表現までキリがない」と感じていたが、一応上級者と名乗れるようになった今、ネイティブと本当に対等に話せるようになるためには必要だと思えるものばかり。今やっている勉強法を紹介したい。

今回は英国人とチャットをしていて相手が言った返事で「そういえば最近これ自分使ってないな」と思い出した言い方を紹介したい。

 

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fair enough :なるほど/ふ〜ん、そう/まあな/別に(それで)いいよ

これはそんなに意味はないのだが、相槌として覚えておくと非常に使い勝手がいい。

会話や、テキストチャットなどでは実はこういう相槌的なものを覚えておかないと、特に自分が主体になって何かを語ってるわけでもない時、あまり英会話に慣れてない日本人はやたら

 

I see./OK

 

と言ったり打ったりすることになり、なんだかちょっと間抜けである。

特に英語やヨーロッパ言語ではずっと同じ語彙や表現を使っているとアホっぽく思われる(=無意識に侮られる)というところがあるので、

Indeed.
Certainly.
Exactly.
definitely.
that sounds fantastic

などなど、適当に相槌を変えて言っている。

 

ちなみに相槌といえば、日本人は会話中「うんうん」「はい、はい、」「ええ、ええ、」などと相槌を打つ習慣があるので、英語でも”Yes, Yes”とか”Yeah, yeah, yeah”とか言いがちである。

ホリエモンもゴーンとの対談で、終始yeah, yeah, yeah,と言っていた。

 

ちょっと慣れてる感を出そうとアーハー、ンーフー、と言う人もいるが、それも日本語の相槌のように相手が話してるセンテンスごとにいちいち言っていたら、かなりウザい感じになってしまう。

 

これはかつて自分もそうだったし、意識的に改めてからは日本人がそうしているのを非常によく見かける。(フランス語圏でも、Oui, oui,と言いながら聴いている日本人が多い…)

 

とりあえず対面で話している時はそこまで相槌を打たず、適当なところで適当な相槌言葉を言っとくのが良いらしい。

 

そこで、

fair enough

というのは、上に出したように相手の言ったことに積極的な意を表す程でもない時に言うのに便利である。

 

fair enoughというのは直訳すると「十分に公正」という感じだが、enoughという語感からも「まあ、…」みたいな感じが伝わるだろうか。

 

なので、あまり自分が興味がなくて相手が言っていることに手放しで”Indeed”とか”Certainly”とか言うほど確信が持てない時とか、

何か自分が勧めたことを相手がやらない理由を述べてきたときなどに言ったりしてきた。

 

日本語でぴったりくるものもなくて文脈による、という感じなのだが、自分の場合は

 

ふ〜ん、そう。
みたいな状況で言うことも言われることも多かったような気がする。
ちなみにチャットで言われた文脈といえば
相手:She is probably working in *****(ロンドンの某街)
自分:I don’t believe she is still there because….(理由言った)
相手:fair enough.
という感じである。詳細は省くが、共通の知人について話していて、相手が「彼女はまだロンドンで働いてるだろう」というので、自分が「そんなはずはない、だって彼女は(理由)」と言ったところ、相手が「ふ〜ん、そうか」という感じで返してきたという感じである。
こちらだと、
especially British English used to say that you agree with someone’s suggestion or that something seems reasonable
(特にイギリス英語で、誰かの提案に同意したり、何かが理に適ってると思われる時に使われる)
とある。
イギリス英語というのはすなわち、オーストラリアやニュージーランド、またその他のcommonweath諸国の英語も含むことが多いので、アメリカではあまり使われないかもしれないが結構広く使われているようである。
‘I think we should split the bill.’ ‘Fair enough.’
「ここは割り勘にしよう」「いいよ」
 If it’s in your blood, your ancestry, then I think that is fair enough.
「もしそれが君の血筋によるものなんだとしたら、なるほど、わかるよ」
 Its results can be fair enough.
「その結果はまあその通りだろう」
 This is fair enough, but do check before you buy.
「これはまあいいと思うけど、でも買う前にちゃんとチェックしろよ」
色々に使えるfair enoughである。
まあ、OKよりこなれてるという感じで使っていこうと思う。
【英会話のブレイクスルー】知っている語彙や表現が口から出てくるようになるには、やはり「ドラマ」が効く
これは英語に限らず、日本語もそうなのだが、既に知っている単語や表現、見たり聴いたりすれば理解できるのだが、自分の発信としてはなかなか出てこないものの方が多いと思う。これははっきり自分の中に定着していないのが原因である。それをしっかり「使える」ようにするには、やはりドラマは有効。
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