身に付けたい英語14:[on the same page],[in the same boat]

このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。

自分にとって新出のもの、というよりは

読んだり、人が言っているのを聴いて意味はわかるが、自分の中に落とし込めていないもの

を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。

MBAホルダーとして続ける英語学習:上級こそ杉田敏先生のビジネス英語は最強
荷物を整理していたら「NHKラジオ やさしいビジネス英語」の97年12月号〜98年3月号テキストが出てきた。当時は「こんな表現までキリがない」と感じていたが、一応上級者と名乗れるようになった今、ネイティブと本当に対等に話せるようになるためには必要だと思えるものばかり。今やっている勉強法を紹介したい。

今回はNetFlixで色々見ていた中で、日常的に使われる「言い方」を紹介したい。

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on the same page :同じ考えを持っている、同意見である

これも本当にドラマや映画などを見て出てくるだけではなく、ビジネス上でも非常によく使う表現。

We are all on the same page.(我々はみんな同意見だ)

「同じページの上にいる」と直訳で考えても、意味としてしっくりくるのではないだろうか。

これはMBAの時に、カナダ人のクラスメートがよく上記の言い方をしていた。

何かグループで議論する回があり、その後で誰かグループの中の一人か二人が議論の中身を話す。そこでlecturerが

 

Is that your conclusion? (それがあなた方の結論ですか?)
といい、
その時に、そのカナダ人クラスメートが”Yes, we are all on the same page” という言い方をよくしていた。
または、彼と非常によく喋るインド人が割と無意味に白熱した議論になった時に、
Wait. We are on the same page. (待てよ。我らは同じ意見だよ)
とか…
こうして書いていると、懐かしくそんな場面が浮かんできた。
こちらを見てみると
agreeing about something (such as how things should be done)
何かについて同意すること。たとえば、物事がどのようになされるべきかなど。
例文としては、
Try to get employees and clients on the same page.
従業員と顧客の意見が同じになるようにしてみろ。

 

in the same boat : 同じ(困った)状況にある,一蓮托生だ

on the same page について書いていて、思い出した似ているようで意味の異なる表現。

 

We’re all in the same boat. (みんな同じ状況だよ/我らはみな一蓮托生だ)

こちらは「同じ船にいる」という直訳から、まあ荒波の中、同じ船に乗っていて同じ困難な状況にある、とイメージを膨らませていくとしっくりくる。

日本語だと「一蓮托生」とかが似ていると思う。

 

こちらでは

in the same difficult situation as someone else
誰か他の人と、同じ困難な状況にある
と説明されており、例文としては
None of us has any money, so we’re all in the same boat.
我々の誰も一銭も持っていない。だから我らは一蓮托生だ

とある。

 

こういうのはドラマや映画でも非常によく出てくる。

【英会話のブレイクスルー】知っている語彙や表現が口から出てくるようになるには、やはり「ドラマ」が効く
これは英語に限らず、日本語もそうなのだが、既に知っている単語や表現、見たり聴いたりすれば理解できるのだが、自分の発信としてはなかなか出てこないものの方が多いと思う。これははっきり自分の中に定着していないのが原因である。それをしっかり「使える」ようにするには、やはりドラマは有効。
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