このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。
自分にとって新出のもの、というよりは
を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。
今回もNetFlixを見ていて「これってちょっと日本語(カタカナ)での使い方と違うんだよな」と思う”nonsense”と、結構よく耳にする”be in someone’s shoes”という慣用句を取り上げる。
nonsense! :何言ってるんだよ,そんな遠慮するな(文脈),(礼に対する返事で)とんでもない!
これは特に英国のドラマや映画などを見ているとよく出てくる。カタカナでも「ナンセンス」という言葉は日本語に定着していると言っても過言ではなく、普通に日常会話に出てくる。
日本語で「ナンセンス」という時を考えると、何かに対して客観的な意見として「意味がない」という感じで使われていると思う。
とか
というような感じではないだろうか。もちろん英語の”nonsense”も文字通り、そういう使われ方をしている。
でも、同時に”nonsense”には日本語で使われる「ナンセンス」にはない使われ方がある。
-Oh, nonsense!(とんでもない!)
これはKindleに入っている書籍から”nonsense”で検索したら出てきた、ある小説の一文なのだが、
調査のため敷地内に立ち入らせてもらった人が、その敷地のオーナーに礼を言ったところ、”nonsense!”という返事なのだが、これは翻訳するなら「とんでもない!」かな、と思う。
つまり「礼を言われるまでのことじゃない」という意味である。
Netflixを見ていると、実にこういう意味での”nonsense!”をよく耳にするのだ。
多いのは、遠慮している人に言うケースである。
-Nonsense! that’s on me.(何言ってんの!ここは自分が払うよ)
など。
put yourself in someone’s shoes : ~の立場になって考える
この表現は実は思い出深い。MBAにいた頃、チームワークとは、というものを話し合う時に、話の流れで何故日本人学生は押しなべて黙ってて議論に参加しないのか、その割に後から色々言うというような話になり(苦笑)「日本人は順番に話すようにと教育されているので、話に割って入ることができないのだ」というようなことを言ったことがある。(これはなかなか理解されないことなのだ…)
その時に、とあるヨーロピアンのクラスメートに
と言われたのだった。
そうは言われても、あのバンバン入り乱れて話すやり方に、一般的な日本の育ち方をした人は入っていけないのだが…もちろん英語力の問題も大きいのだが、正直あのグイグイ入り込むようになるのはかなり難しい。(もしかすると大阪の人は難しくないかもしれない)
それは置いといて、
こちらでは
put (oneself) in (someone’s) shoes;
(他の人の立場や状況にあることを想像して、その人の見解や意見などについて理解したり共感すること)
誰かを、その行いですぐ判断したりする前に、常にその人の立場になって考えてみるべきだ。結局みな、人間なんだよ。
とある。
こういうのはドラマや映画でも非常によく出てくる。
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