このカテゴリー「身に付けたい英単語/フレーズ」では、英国でMBAを修了した筆者が、日々「これはまだ自分に身についていないな…」と思った英単語や熟語、フレーズ、表現などを忘備録的に書き留めていく。
自分にとって新出のもの、というよりは
を積極的に書いていきたいと思う。つまり、まだ自分の口から自然に出てきてないものである。
今回は小説を読んでいて出てきた表現 “the third degree”と”far-fetched”について取り上げる。
the third degree :尋問、厳しい質問
これは小説を読んでいて
(何で?どうして尋問してくるんだよ?)
これはKindleに入っている小説で、高校生の息子の不祥事(SNSで女の子に対して人種差別を伴う侮辱的な投稿をした疑い)について問い質そうとしている親に、まだ自分のしたことをよく自覚していない息子が反抗気味に答えているシーンである。
読んでいて何となくの類推はできたので飛ばそうと思ったが、これをドラマや映画で聴くとわからずに引っかかるかもしれない、と思い調べてみた。
すると、macにデフォルトで入っている英和辞典では
としか出てこないのだが、
Oxford Dictionary of Englishでは上の形容詞の意味の他に、
(長い厳しい尋問、特に警察による情報や自白を得るためのもの)
と出てくるし、New Oxford American Dictionaryでも同じである。
(ごめんなさい。謝るよ。もう尋問しないで。もう何も言うつもりはないよ)
far-fetched : ありえない、信じがたい、非現実的な
これも上と同じ同じ小説の同じ場面の会話である。
“C’mon, Dad, that’s crazy” Finch said. (「やめてくれよ、父さん。そんなことあるわけないって」フィンチは言った)
“No, it’s not,” I said. “It’s not far-fetched at all, actually. Hell, forget Windsor. You could be sued in court.” (「そんなことないわ」私は言った。「ありえないことなんかじゃ全くないのよ、本当に。ウィンザー校どころじゃないわ。あなた裁判に訴えられるかもしれないのよ」)
これも飛ばしても漠然と類推できるのだが、これなんかもドラマなんかでも英語字幕にしてるとよく見る気がする。今まで何となく流してたなと思って、ちゃんと調べることにした。
こちらでは
If you describe a story or idea as far-fetched, you are criticizing it because you think it is unlikely to be true or practical.
(話や考えを”far-fetched”と表現する時は、それが真実ではありそうにない、もしくは現実的でありそうにもないと思っている時で、批判的に言っている)
(話もあまりに非現実的だし、特に上手い俳優もいなかった)
とか、
(現実には、その考えは少し非現実的だ)
今まで何となく流しておいて言うのも何だが、先ほど書いたように、英語字幕にしているとかなり見る表現である。
今回のセリフが出てきた小説は
kindle版の方がずっと安い。
Kindleはもちろんアプリで読めるが、
の方が便利。
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